
無意識のクセからお口と全身の健康を守る噛み合わせ・食いしばり治療
Occlusion
毎日何気なく行っている「噛む」という動作ですが、噛み合わせのバランスが崩れたり、睡眠中などに無意識に強い力で「食いしばり」や「歯ぎしり」を行ったりしていると、お口だけでなく全身に様々なトラブルを引き起こします。
当院では、原因となっている異常な筋肉の緊張を和らげ、均等に力が分散する健康な噛み合わせを構築するためのアプローチを行っています。
このようなお悩みはありませんか?
- 朝起きたときに、顎の関節の周りが疲れている、または痛む
- 仕事中など、無意識のうちに歯を強く食いしばっている
- 家族から、就寝中の「歯ぎしり」や「いびき」を指摘された
- 歯科治療で作った詰め物や被せ物が、よく外れたり割れたりする
- 原因不明の頑固な肩こり、頭痛、首の痛みに悩まされている
噛み合わせの乱れによる影響
噛み合わせのズレや、睡眠中の呼吸障害を放置すると、以下のような深刻な悪影響を及ぼすことがあります。
歯へのダメージ
歯が削れてすり減る(摩耗)、ひびが入る、最悪の場合は根元から割れてしまう(歯根破折)原因になります。
顎関節症のリスク
顎の関節に負担がかかり、口を開けるときに音が鳴る、痛む、口が大きく開かなくなるといった症状を招きます。
全身の不調
筋肉の緊張が首や肩、頭部にまで広がり、慢性的な肩こりや頭痛、めまい、腰痛などを引き起こすことがあります。
睡眠時無呼吸症候群のリスク
睡眠中に何度も呼吸が止まることで、脳や身体が深刻な酸素不足に陥ります。日中の強い眠気や集中力低下を招くだけでなく、高血圧や心疾患などの生活習慣病のリスクを高めます。
当院の噛み合わせ治療
スリープスプリント(マウスピース治療)

就寝時に装着していただく、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)専用のマウスピースです。
睡眠中は全身の筋肉が緩むため、舌の付け根(舌根)が喉の奥に落ち込み、気道が狭くなって「いびき」や「無呼吸」が発生します。
スリープスプリントを装着すると、下顎を少し前方に突き出した状態で固定できるため、気道がしっかりと確保され、スムーズな呼吸が行えるようになります。
| 費用の目安 | 内科や耳鼻科等の検査で診断を受け、医師からの紹介状がある場合は保険が適用されます。自己負担3割で約10,000円〜15,000円程度。紹介状がない場合は自由診療となります。 |
|---|---|
| 通院回数・期間 | 通院2〜3回 / 期間:約2週間〜1ヶ月 |
| リスク | 使い始めの時期に、顎の関節に一時的な違和感や痛み、歯が浮くような感覚を覚えることがあります。 |
ボツリヌス注射(ボトックス治療)

噛む時に使う最も大きな筋肉である「咬筋(こうきん)」にボツリヌス製剤を注射し、筋肉の過度な緊張を一時的に緩和する治療法です。
無意識に行ってしまう歯ぎしりや食いしばりの強い力を根本から和らげ、歯や顎、被せ物にかかる大きな負担を軽減します。
施術時間が5〜10分程度と短く、過度な筋肉の緊張を自然にほぐすことができます。エラの張りの改善や、顎の梅干しジワ、ガミースマイルの緩和にも同時に高い効果を発揮します。
| 費用の目安 | 16,500円~33,000円(税込) |
|---|---|
| 通院回数・期間 | 約5〜10分 / 注射後3〜7日で効果が現れ、約4ヶ月〜6ヶ月間効果が持続します |
| リスク | 効果は永続的ではないため、定期的な投与が必要です。注射後に一時的な内出血や、物を噛むときに少し顎がだるく感じる(噛みにくい)感覚が出ることがあります。 |
治療ができない方
妊婦・授乳中の方、心臓の病気を患っている方、当日の飲酒、施術部位に感染症や傷がある方などは受けられません。
ボツリヌス注射についての注意事項
- 医薬品医療機器等法上の承認:本治療に用いる「コアトックス」は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
- 入手経路:当院院長の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
- 同一成分や性能を有する他の国内承認の医薬品の有無:国内の承認医薬品等の有無について、他に同程度の性能を有する国内承認医療機器はありません。
- 諸外国における安全性等の情報:大きな副作用は報告されていません。
咬合(こうごう)調整
噛み合わせのバランスを乱している原因(特定の歯が強く当たっている部分や、高すぎる詰め物など)を特定し、ミリ単位で僅かに形を整えることで、お口全体に均等に力が加わるようにする治療法です。
被せ物・インプラントを長持ちさせるために

せっかく審美歯科や補綴(ほてつ)治療で綺麗で精密な被せ物を入れたり、インプラント治療で歯の機能を補ったりしても、夜間の強い食いしばりや歯ぎしりがあると、大きなストレスがかかります。
過度な力が加わり続けると、高価なセラミックが割れてしまったり、インプラントを支える周囲の骨に負担がかかって寿命を縮めてしまう原因になります。治療の美しい仕上がりや健康を長期にわたって維持するためには、噛み合わせをきれいに整え、ボツリヌス注射やマウスピース等を用いて「過度な力をコントロールする」ことが極めて重要です。
当院では治療後のアフターケアとしても、力のコントロールを大切にしています。
よくある質問
- 歯ぎしりや食いしばりは、自分で気づかないこともありますか?
- はい、非常に多いです。食いしばりや歯ぎしりは、睡眠中や仕事に集中している時など、主に無意識下で行われます。ご自身に自覚がなくても「歯がすり減っている」「歯の根元が削れている」「顎の筋肉が張っている」などの特徴から、歯科医院の検診で指摘されて初めて気づくケースが多々あります。
- ボツリヌス注射を受けると、食べ物が噛めなくなったりしませんか?
- 噛む筋肉の働きを「適切に弱める」治療ですので、日常生活での食事や会話に支障が出ることはありません。注射後数日間は、硬いものを噛むときに少し顎が疲れやすく感じることがありますが、徐々に慣れて自然な状態に落ち着きます。
